【記事】来たる「平均寿命100歳」必要な貯蓄は●千万円!老後資金の上手な作り方

来たる「平均寿命100歳」必要な貯蓄は●千万円!

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あなたは自分の老後に向けての資金計画をしっかりとやっていますか? 「まだまだ時間があるし」なんて思っていたら下流老人化してしまうかも!? 今回はSMBC日興証券の投資情報サービス 『FROGGY(フロッギー)』が20~60代の男女625名を対象に実施した「人生100年時代のお金についての意識調査」の結果と、日本で話題の『iDeCo』についてご紹介します!

日本人の平均寿命は女性87.05歳、男性80.79歳

厚生労働省の統計によると、2015年現在の日本人の平均寿命は男性が80.79歳、女性が87.05歳。日本人の平均寿命は男女とも年々伸びており、100歳に届くのも時間の問題かもしれません。

しかしここで問題になるのが経済的状況。60~70代になればその大半が働かずに年金や退職金、貯蓄や投資に頼って生きていくことになるからです。

調査ではまず、来たる“人生100年時代”に向けて不安を感じるかどうかを尋ねると、全体の24.6%が「とても不安がある」、44.0%が「まあまあ不安がある」と回答。

不安を感じる人が最多だったのは50代。28.0%が「とても不安がある」、47.2%が「まあまあ不安がある」、合わせて75.2%が不安を感じていると回答しました。

人生100年時代”への不安は

では人々が“人生100年時代”に対して不安を感じる理由は何でしょうか? 「とても不安がある」「まあまあ不安がある」という回答を合わせた結果は次のようになりました。

1位・・・お金(収入源や貯蓄の問題)(94.2%)

2位・・・健康寿命(88.6%)

3位・・・仕事(80.2%)

4位・・・家族との関係(61.5%)

5位・・・充実した趣味・娯楽(56.0%)

1位は「お金」。退職後30年前後、不自由なく暮らせるお金を準備できるかというと、その自信がある人は少ないのかもしれません。

2位は「健康寿命」。せっかく長生きするなら健康に人生を楽しみたいものです。

3位から5位は、高齢になっても生きがいを持ち続け、楽しい人生を送りたいという願望があるからこその不安でしょう。

退職後100歳までに必要なお金は5,000万円!

では、実際老後に必要なお金はいくらなのでしょうか? 調査を行ったSMBC日興証券の計算では、60~100歳で必要となる資金は、ひとり約5,000万円だそうです!

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そして、人々が思っている必要な資金額の1位が「5,000~6,000万円未満」、「1億~1億1千万円以上」(各18.9%)。次いで「1,000万円以上2,000万円未満」(16.0%)、「3,000万円以上4,000万円未満」(10.4%)。

全体の48.9%、つまり約半分が必要な額を5,000万円よりも少なく見積もっているという結果となりました。

利点が多い! 私的年金利用のススメ

しかしここで「大変、急いで貯金しなきゃ!」と思えど、現在のような“金利ゼロ”の状況において、毎月少しずつ銀行預金しているだけでは必要な額に到達するのは難しそう。

筆者の居住する米国には「個人退職口座(Individual Retirement Account、IRA)」という制度があります。毎月一定額を投資会社などが運営する口座に投資・運用するもので、投資金額は所得から控除され、利子にも税金はかかりません。

運用方法は、株など積極的なものから国債など保守的なものまで自分で選ぶことができ、わりと保守的な運用をしている筆者でも年平均7~10%程度の利率で元本+利子分が増えています(※利率は個人の運用法等により異なります)。

日本でも今年から政府が『iDeCo』(イデコ)という個人型確定拠出年金制度の加入者範囲を拡大しました。

米国と同様に個人で積立する年金制度で、公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金のひとつです。

厚生労働省によると、

(1)掛金が全額所得控除される

(2)運用益が非課税で全て再投資される

(3)受け取るときも税制優遇措置がある

という利点があるそうです。拠出金額には職業により限度額がありますが、税制優遇措置のある『iDeCo』は検討する価値がありそうですね! まずは証券会社などに加入の相談をしてみてください。


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