AI時代 × 人生100年時代 | 人工知能に仕事を奪われ職に就けるのは、たった1割!?

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[amazonjs asin=”B01IGUA00K” locale=”JP” title=”人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)”]

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』(文春新書)は、人工知能と経済学の関係を研究するパイオニアとして知られる井上智洋氏が、人工知能が経済に及ぼすであろう影響を分かりやすく説明している。2016年7月に出版された新書だ。

人工知能に仕事を奪われ職に就けるのは、たった1割!?

本書の帯には、『人工知能に仕事を奪われ職に就けるのは、たった1割!?』と刺激的なコピーが載せてある。
最近の人工知能本では、おなじみのテーマだが、この本では、人工知能によって経済は、社会は、政治はどこに向かうのか?を取り上げている。巷にある、『職が奪われる』とただ単に不安を煽り立てる本とは、一線を画する。

本書の構成

『はじめに』からの引用

第1章では、人工知能が仕事を奪うとか人間の知性を超えるといったような「人類vs.機械」の対立軸にまつわる最近の話題(2016年当時)をざっくばらんに紹介します。
第2章では、人工知能がこの先どのように進化し、今から約30年後の2045年くらいまでに何が可能になり、何が不可能なままでいるかについて私なりの見通しをしまします。技術的な議論が中心になりますが、それはこの後未来の経済に対する人工知能のインパクトを検討するために必要な議論です。
第3章では、2030年以前の人工知能が経済にいかなる影響を及ぼすかについて考えます。つまりこの章で論じるのは、特化型人工知能がどのように雇用を奪うか、どのように経済成長を促進するかといった点です。
第4章では、2030年頃に起こるとされている第四次産業革命以降の経済のあり方を描いていきます。汎用人工知能は多くの労働を消滅させ、経済の構造を根本的に変革するでしょう。また、この時汎用人工知能をいち早く導入した国とそうでない国とで経済成長に関する大きな開き、つまり「第二の大分岐」が生じるであろうという予想を示します。
第5章では、第4章の予想を踏まえ、多くの労働が消滅した未来の世界に、ベーシックインカムがいかにふさわしい制度であるかについて論じます。

遠い未来の話?

さまざまな文献や研究結果を引用しながら、AI社会の到来と私たちの未来を論じた本書は、「ちょっと悲観的ではないか」と思うかもしれない。しかし、そんな未来もあり得るということは頭に入れておいた方が良いだろう。


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