AI時代 × 人生100年 | 新しいお金の考え方 必要な資金をどう得るか

Life shift20170307 01

数字のつじつまを合わせる

●どれくらい生活資金が必要か?

最終所得のどの程度の割合の資金を確保しようとするかによって、引退後に最終所得に達成しなければならない貯蓄率が変わってくる。しかし、自分が何歳まで生きるかが不明なので、引退後に生活コストがどうなっているか予測できない。

検討すべきなのは、未来の老後資金と未来の消費行動だけではない。現在の消費行動も無視できない。引退後に消費レベルを落とすことは難しい。

●マイホームの資産価値をあてにできる?

資金計画を考える際には、マイホームの資産価値をいざという時の備えと位置付けておくのが賢明だ。

●ウォーレン・バフェットみたいに投資で儲ける?

運が良ければ、ウォーレン・バフェットのような人に運用してもらえるかもしれないが、それをあてにしてはいけない。

お金に関する自己効力感

お金の面で人生計画を立てる為に不可欠なのが金融リテラシー(お金に関する知識・判断力)だ。

●ポートフォリオをマネジメントする

リスク分散のために、投資対象を分散させる。高齢になると損失を取り返す時間がない。引退後の安定した収入を確保することを重視する。

●コストに注意を払う

手数料にはよく注意したほうがいい。

お金に関する自己主体感

金融リテラシーを持つことは重要だが、それだけでは十分ではない。引退者の調査によると、過半数の人がもっと貯蓄しておけばよかったと後悔している。

生産的で充実した人生を100年以上生きる上で格になるのはセルフ・コントロールの能力だ。

問題は、遠い将来と位置付けていた日が近づくと、それが近い将来の問題になり、せっかちになることだ。

●未来の自分に責任を持つ

人は、問題を未来の自分に先送りする。これが延々と続く。100年ライフを幸せに生きたければ、長い人生を通じて、未来の自分と現在の自分を結びつけて考えることが不可欠だ。80歳になった自分がいま隣に座っていると考えてみよう。

●計画を貫く

将来に備えるためには、長期的な計画を貫くことを優先させて、目先の快感を味合うことを自制しなくてはならない。それには、お金に関する決定を自動化して、計画を覆す機会を減らせばいい。例えば、毎月一定額を銀行の普通預金から定期預金へ自動で移す。

●未来の自分を守る

将来の資金計画を立てることに気が進まない一因は、老いた自分を想像しなくてはならないからだ。しかし、判断能力が充実している中年期に将来の資金計画を立てるのは、理にかなっている。

●遺産

たいていの親は、子供たちのお金の不安を取り除けば安心して死ねる。

 


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